道の端から(連絡帳)

「ふくおかの草花 ゆるゆる散歩」「みちばた星空観望」などの連絡帳です

ゆるゆる散歩2018年5月12日九州大学箱崎地区散歩レポート

2018年5月12日(土)、九州大学の開学記念行事で大学の博物館施設が公開される日に合わせて、九州大学箱崎キャンパス内をゆるゆる散歩しました。私を含めて4名で、キャンパスの植栽樹木や自生する草花を見て歩きました。
箱崎キャンパスは今年の秋までに移転予定で、その後閉鎖され再開発される見込みです。ゆるゆる散歩の「発祥地」である六本松の旧キャンパスと同様、構内にとても豊かな緑があります。農学部の一帯にはかなり珍しい樹木も植えられていて、植物園のような楽しみ方もできます。構内は現在、建物の解体などの工事が進められていて、空き地のような景色もところどころで広がっています。
散歩では旧工学部本館前をスタートし、「地蔵の森」を抜け、農学部方面へ歩きました。以前から残っている草地ではトウバナ・コナスビ・スズメノヤリ・ヨツバムグラ(たぶん)など在来種の草花が見られ、またヒメコバンソウアレチハナガサ・マンテマなどの草花もキャンパスを飾っていました。図書館から農学部にかけての一帯では、ニンジンボク・モクマオウ・タイワンオガタマノキ・チンタオトゲナシニセアカシア・チリメンガシなど、いろいろな木を興味深く見ていきました。
私が通っていた文系キャンパスにも足を伸ばし、理系地区とは少し違う草花の様子や、六本松に移植されるらしき松の木を見ました。最後は旧工学部本館まで戻りました。
長い散歩になりましたが、キャンパスが残っているあいだに植物をご愛好のみなさまと再度構内を歩くことができて、いい記念になりました。六本松のときとおなじく、構内の緑が跡地の再開発の中でいい形で活かされることを願っています。ご一緒くださったみなさま、ありがとうございました。
 

 旧工学部本館前をスタート


 地蔵の森のカイヅカイブキ 


 (たぶん)ヨツバムグラ


 草の種類が豊かでした


 ヒメコバンソウの穂が出てきています


 リュウゼツラン
 

 モクマオウ


 チリメンガシ


 興味深く見ていきます


 農学部の小庭園


 変わっていく環境の中で


 箱崎キャンパスの緑のしあわせを祈っています
 
 
※ 次回からゆるゆる散歩は仕方を少し変えてみます。後日あらためて別記事でくわしくお伝えします。なお次回は9月の第3日曜日を考えています。